1組目の方は、職場で知り合ったお二人。お二人ともバリバリと仕事を頑張っているタイプの方たちでした。

 

結婚前に、男性は

「現代の夫婦は、共働きが当たり前なのだから、家事だって分担しながら、

お互い助け合っていくのが当然ですよ！」

と、周囲からは、「理解ある方でよかったね」と女性に声をかけられるほどでした。

ところが、いざ結婚してみると家事は全て女性まかせ。

おまけに自分の好みに合わない家事のあり様だと、過剰に怒り出す始末。

ある時、ふとした喧嘩が元で、冬の夜中に女性はパジャマ1枚で外に放り出され、鍵を閉められ、朝まで家に入れてもらえないという事件が起こりました。

 

その後は、皆さんの想像にお任せしたいと思いますが、これは未然に防げたことなのでしょうか？

交際中はうまいこと言ってるけど、結婚したらどうなるんだろう？という不安に駆られるかも知れません。

 

しかし、解決策はあるものです。お互いのあり方や考え方が違うのは、もちろんのことです。交際期間中に

見えてこなかったお相手の姿も、結婚してから変わった？と思っても、自分のお相手に対する接し方１つで

変わることもあるのです。

その参考になる事例を次にご紹介しますね。

 

 

二人とも子煩悩なご性格にも関わらず、かなり妊活にも力を入れたものの、お子さんには恵まれませんでした。

 

体を使い結構ハードな農林作業に加え、義両親との同居もあり、気を遣う部分はかなりあったかと思われる女性ですが、夫婦がお互いに大好きな別々の趣味に没頭する時間も大切にしながら、とてもあたたかく楽しい家族となっていきました。

 

そしてその方たちの素晴らしいところは、常にお互いに「ありがとう」と言い合っていること。

「⚪︎⚪︎ちゃんが、作る料理は何でも美味しい。僕の自慢なんだよな〜。ありがとうね！」

「△△さんが、頼んだことは嫌な顔ひとつしないで、すぐやってくれるから、本当に助かるのよ。ありがたいわ〜」

というように、そこにいる第三者に対しても、惚気と聞こえるほどなお互いへの感謝とリスペクトの気持ちを、自然に出せる方たちでした。

 

全てはここにあると、思います。

お互いへの思いやりと感謝の気持ち

思ってはいるけど、口に出しては言ってない

は、思ってないのと一緒です。

お相手に伝わるように、口に出していきましょう。

恥ずかしい、なんて言ってたら大切な何かを失いますよ。

恥ずかしいのは、人に感謝の気持ちを伝えられないことの方が恥ずかしい、と私は思うのです。

 

今回2組のご夫婦をご紹介しましたが、後日談があります。この2組目のご夫婦は、後になってからではありますが、自身の姪御さんと養子縁組をして、今やその夫婦に農林業を少しずつ教えているところです。

 

何かご参考になればと思います。